大阪戦国忍法帖 〜凡人が30人斬りを目指す〜

これは平凡な一般人が30人斬りを目指す物語である。

No.3 ストリート出陣


こんにちは。

モトナリです。


金曜日の敗北から2日が経った。

あれからあの日の敗因を自分なりに考えたが、やはり課題となったのが自分の

           トーク

と、相手をその気にさせる

           テクニック

だった。

正直、この活動を始める前は女を抱くことなんてすごく簡単なことだと思っていた。

オレがまだ学生だったこと、いとも簡単に女を抱いていたからだ。

学生の頃なんていうのは毎日が出会い。

オレが意識をしていなくても出会いなんてたくさんあった。

女からのアプローチなんてもちろんあった。

オレが何もせず女が寄ってくる状態。

そう。俗に言う

      


    究極の状態。



しかし、社会人となった今、その状態から果てしなく遠い場所にいた。

女からのアプローチもなければ出会いもない。

僅かな出会いがあったとしてもそれを物に出来ない。

こういう場面がとても多かった。


理由は簡単だった。


社会人になり、1番になれるものがなくなったからだ。


話を学生の頃に戻そう。

学生のころオレはクラスや学校では目立つ方だった。

自分で言うのは良くないが、スポーツは出来たし、クラスでも場を盛り上げるタイプで明らかに周りよりも目立っていた。


長い時間をかけ、ゆっくりと女を落としていく。

まだ学生ということもあり、女もそれほど賢い生き物じゃなかった。

学校で1番可愛いと言われていた女も抱いたし、彼氏がいる女だって抱けた。

アプローチすれば必ずアポには取り付ける。


しかし、あれから数年が経過し、オレは1番になれるものがなくなった。

顔面偏差値だって上には上がいるし、財力で勝負するお金もない。

権力だって、この日本国において底辺の存在だ。

何一つ、1番になれるものがなくなってしまったのだ。


国民的アニメで例えるなら

          ヤムチャ

でも言っておこうか。


こんなオレが、この活動を続けてもいつまで経っても目標を達成することは出来ない。

現に、このブログを開設する前から活動は行っていたがこれといって成果は見られなかった。

もちろん、抱いた女はいる。

しかし、これが果たして自分テクニックで女を魅了し、物にしたのかは疑問である。

誰にでも股を開く女かもしれないし、ただ単に性に飢えているだけかもしれない。


オレが目指しているのは

          美を持った女

とのセックスだ。

簡単にはいかない。

つまり、他の人とは違うスキルを身につけなければならない。

上記のとおり、顔や財力で勝負するのは無理だ。

そのためには他の男とは違う

          トーク、テクニック

これらを兼ね備えなければならない。

この活動をしていく中で女にいかに

          他の男と違う

と思わせるかが重要になってくる。


特にストリートでは一瞬の勝負になる。


学生の頃のように、ゆっくりと時間をかけて魅了していくスタイルは当然無理だ。


声を掛けた一瞬、つまり第一印象で全てが決まると言っても過言ではない。

オレには経験が無さすぎた。


今日はこれを踏まえてストリートすることを決めた。

社会人となった今、女を抱くと言うことはとても難しいことを知った。

今のオレのスキルじゃ到底、美を持った女を抱くことは無理である。

日々の積み重ねがそれに繋がると思う。

今日は

            トーク

に気を使い、ストリートに挑戦したいと思う。

結果はまた後日報告しようと思う。


目標の第一歩のため、オレは今日出陣する。




                                                                 


                                                                    つづく